道の駅とざわは、山形県最上郡戸沢村にある国道47号の道の駅です。
道の駅とざわ 高麗館
山形県戸沢村蔵岡3704−12
愛称はモモカミの里「高麗館」といい、韓国の建築様式を取り入れています。
モモカミとは、アイヌ語で崖の意味がある「モモ」と盆地の意味がある「カミ」を組み合わせて名づけられた造語です。
この言葉に、「最上地方」という響きも持たせています。
ここでは、本場のキムチ、韓国料理、衣装など、韓国文化を体験することができます。
赤い欄干が映える中庭の先は、最上川の雄大な曲線を眺められる絶景スポットです。
オオヤマザクラやソメイヨシノが咲き誇る、隠れた桜の名所です。
1985年から、戸沢村の農業青年とアジア・アフリカ農村リーダーとの交流を契機に、韓国の人々との交流が始まりました。
農業技術交流・婦人交流・児童交流へと発展し、互いに文化を学び、相互理解を深めました。
道の駅とざわを運営しているのは、最上峡芭蕉ライン観光株式会社です。
1997年に、韓国を体験する「道の駅とざわ モモカミの里 高麗館」が、戸沢村の第三セクターの戸沢村産業振興公社によって開かれました。
2008年に、最上川舟下りを行っている民間会社の最上峡芭蕉ライン観光に移管されました。
ここでは、韓国の食材、お土産品や、今話題の韓国菓子、注目のコスメ、人気の韓流スターグッズを扱っています。
ほかに、戸沢村の特産品など500点もの商品があります。
天井一面に広がる、アンブレラスカイも見どころです。
アンブレラスカイとは、ポルトガル中部の街アゲダで、毎年夏に開催される芸術祭のイベントです。
2012年から始まり、 7月に行われるアゲダグエダ芸術祭の一環として、空に色取り取りの傘を敷きしめます。
日本でも2018年頃から、アンブレラ・スカイのイベントが開かれるようになりました。
八ヶ岳アンブレラ・スカイや、軽井沢アンブレラスカイが知られています。
食文化館では、石焼ビビンバやチゲなどの韓国料理をはじめ、いろいろな料理が楽しめます。
4種の丼ぶりと麺類から選ぶセットメニュー、岩のりラーメン、お子様ランチなどです。
ユニークなアトラクションとして、韓服のチマチョゴリの着付け体験もできます。
チマチョゴリは、朝鮮民族の民族衣装である韓服の一種で、チマとチョゴリからなる女性の装いです。
チマ(裳)は巻きスカートで、チョゴリ(襦)は男女共通の上着です。
北朝鮮では、白いチョゴリと黒いチマが女性の正装になっています。
なお、韓国ではこの色彩のチマチョゴリは一般に見られません。
高麗館は、山形県内にある道の駅とざわに隣接する形で立地している施設です。
これは、日韓友好の象徴として建てられたものです。
敷地内には、韓国物産館、韓国料理店、韓国文化に触れることができる施設が立ち並んでいます。
国道47号線で、のどかな田園風景をドライブしていると、韓国の宮殿のような建物が現れます。
アクセスは、 JR東日本奥羽本線新庄駅から車で約20分、陸羽西線古口駅から車で約3分です。
【道の駅】全て韓国仕様 韓国気分を味わえる穴場の道の駅とざわ高麗館