美ヶ原(うつくしがはら)は、八ヶ岳中信高原国定公園北西部にある高原です。
美ヶ原
長野県松本市入山辺 美ヶ原
長野県松本市、上田市、小県郡長和町にまたがる、日本百名山の一つです。
長野県のほぼ中央に位置し、県内の広範囲を見渡すことができ、放送や通信の要衝となっています。
最高峰は王ヶ頭(2,034m)で、山頂付近は平安時代より放牧地として利用されてきました。
他にもピークとなっているのは、王ヶ鼻、茶臼山、牛伏山、鹿伏山、武石峰などです。
いずれも標高2,000m近い溶岩台地で、約1000haの大草原に200種類を超える亜高山植物が咲き競います。
360度のパノラマは雄大なもので、壮麗な景観を呈しています。
江戸時代には、御嶽山が展望できることから、御嶽教の山岳信仰の山となりました。
王が鼻に並ぶ神像群は、いずれも御嶽山の方角を向き、御嶽教の信仰の対象です。
明治42年(1909)に美ヶ原牧場が開かれ、本格的な牧場として利用が始まりました。
遠くには富士山、ほかに、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳のを望むことができます。
昭和5年(1930)に頂上に山本小屋が開業し、多くの登山者が訪れるようになりました。
山頂付近は平坦な台地状の地形で、美ヶ原牧場と呼ばれる牛の放牧地です。
美ヶ原牧場には、5月から10月まで約300頭の牛が放牧されています。
茶臼山頂上は草原で展望が良く、車山、蓼科山方面が近くに見えます。
天気によっては早朝に雲海を見ることができ、それは美ヶ原らしい雄大な景色です。
遊歩道の散策から本格的なトレッキングまで、さまざまな楽しみ方が可能です。
平成24年(2012)に、総延長約45kmの美ケ原高原ロングトレイルが整備されました。
このトレイルは、峰々を繋ぎ、多彩なルートを提供しています。
美ヶ原自然保護センター、王ヶ頭、美ヶ原高原美術館へは、徒歩のみの移動になり片道約2時間です。
なお、美ヶ原高原美術館に車で向かう場合は、ビーナスラインを利用することになります。
ビーナスラインは、昭和56年(1981)に開通しています。
避難塔としてつくられた美しの塔は、霧が発生すると金を鳴らして登山者に位置を知らせてくれるのです。
駐車場のある売店のうつくしテラスや王ヶ頭ホテルでは、高原の景色を眺めながらソフトクリームを味わえます。
美ヶ原高原周辺では、車中泊は道の駅の美ヶ原高原美術館駐車場で可能です。
トイレ利用やアイドリング制限を守る形での、仮眠・宿泊が多く行われています。
しかしながら、長時間滞在やキャンプ行為は控えるようにしましょう。
また、例年11月下旬から翌4月下旬まで、美ケ原高原へむかう道路は冬季通行止めとなります。
ただし、長和町側から長和町営駐車場へ向かうルートは、一部、通行可能となっています。
アクセスは、JR東日本篠ノ井線松本駅から松本電鉄バスで約75分、または、北陸新幹線・しなの鉄道上田駅から千曲バスで約90分です。
(運行日や便数は年度・季節によって変わりますので、運行日と予約状況を確認してください。)
自動車なら、長野自動車道松本ICから約75分です。
(中央自動車道諏訪ICからビーナスラインを経由する方法もあります。)
#165【保存版】初めてでも安心!美ヶ原高原 完全ガイド(外部リンク)