牛久大仏は、茨城県牛久市にあるブロンズ製の大仏立像です。
牛久大仏
茨城県牛久市久野町2083
総面積37万平米の浄土庭園内にあり、公園墓地「牛久浄苑」との複合施設となっています。
大仏建設の構想は1983年に着手され、1986年に着工、1993年に完成しました。
事業主体は浄土真宗東本願寺派本山東本願寺で、作られたのは牛久浄苑エリアです。
浄土真宗開祖の親鸞聖人は、後鳥羽上皇の怒りを買い1207年に越後国に流罪に処せられました。
その4年後に赦免された後、常陸国、現在の茨城県に入り、関東における布教の拠点としました。
県内にはゆかりの寺や事跡が多く残っていて、牛久の地もそのひとつです。
大仏は正式名称を牛久阿弥陀大佛といい、全高は120mで、うち像高が100m、台座が20mです。
120mの高さは、阿弥陀如来の十二の光明にちなんでいます。
十二光とは、光の仏である阿彌陀仏の光明の功徳のはたらきを一二種に分けたものです。
無量光・無辺光・無碍光・無対光・炎王光・清浄光・歓喜光・智慧光・不断光・難思光・無称光・超日月光です。
立像の高さは世界で6番目で、ブロンズ立像としては世界最大(1995年ギネス世界記録認定)となっています。
奈良の大仏様は約15m、ニューヨークの自由の女神像は約40mですので、その大きさが分かります。
なお、地上高最大のものはインドの全高240mのヴァッラブバーイー・パテールをかたどった像です。
大仏様の胎内は5階にわかれていて、拝観できるようになっています。
ここには、写経や展望のほか、建立完成までのパネルや大仏様の親指の模型が展示されています。
各階ごとに幻想的な世界が演出され、厳かな静寂と安堵感が一杯です。
地上85mに四方を見渡す窓があり、空気が澄んだ晴れの日にはスカイツリーや富士山も見れそうです。
ここまでは、エレベーターでのぼることが可能で、周囲の景色を展望できます。
なおあ、像自体の美観の問題から広々とした展望台は設けられていません。
大仏様の足元にあるのは、極楽浄土をイメージした大きな庭園です。
ここでは、四季を通じて数多くの花々が色鮮やかに咲き誇ります。
5月〜7月は牡丹・しゃくやく・紫陽花が咲き、秋にはコスモスが咲き乱れます。
浄土庭園は浄土真宗の宗教施設ですが、宗教を問わず楽しむことが可能です。
園内には、うさぎやヤギと触れ合えるふれあい動物園や、お花畑、仲見世、食事処などもあります。
最近は、外国人観光客も多く、アジアの仏教国の観光客は敬虔の念を抱いて大仏を拝んでいます。
また、西洋圏の観光客はその巨大さを目の当たりにして、東洋の神秘を感じるそうです。
牛久大仏は、小説、ライトノベル、映画、アニメにもいくつか登場しています。
アクセスは、JR常磐線牛久駅東口から関東鉄道バスが出ています。
自動車なら、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)阿見東ICより約3分です。
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