戸隠流忍法資料館は、戸隠流の多彩な忍法資料を展示している施設です。
戸隠流忍法資料館
長野県長野市戸隠3688−12
戸隠流忍者の読みは、「とがくしりゅうにんじゃ」または「とがくれりゅうにんじゃ」となります。
戸隠村は、かつて長野県上水内郡に存在していた村です。
平安時代には修験者の修行の場となり、戸隠流忍術の発祥の地となりました。
平成17年(2005)に長野市へ編入され、村は消滅しました。
忍術は、仏教、道教、神道などの様々な宗教で構成された修験道の実践から発展したとされます。
修験道は、開祖である役小角によって、678年ごろ戸隠で行われるようになりました。
役小角は、悟りへの道として身体の頑強さが重要と考えていました。
初期の忍術の技術は、断食、隠遁生活などの修験道の訓練から生まれたと言われています。
戸隠流忍法は、今なお継承され現代を生きる忍法として代表的な流派です。
他の忍術の流派とは異なり、敵の攻撃に対する防御に重点を置いています。
信濃一族は、平安時代に軍を訓練するため、修験道の技術を採用しました。
養和2年(1181)に、平家と信濃源氏・木曽義仲の戦いが起こりました。
そのときに、義仲の家臣として加わった仁科大助(別名・戸隠大助)によって創設されたと伝えられます。
仁科大助は、霞隠道士という僧侶から伊賀流の忍術を学び、戸隠に忍術を持ち込んだとされます。
伊賀流の忍術は武士の訓練の技術と混ざり合って、戸隠流忍術の学校へと発展したのです。
戦国時代には、上田城を居城とした真田家や、信濃国を治めた武田家が戸隠忍者を重用したと言われます。
現在の戸隠流忍法宗家は34代目初見良昭さんで、古武術の道場である武神館を創設しました。
初見良昭さんは、『007は二度死ぬ』の忍術指導を行い、『世界忍者戦ジライヤ』に出演した方です。
戸隠流忍法資料館は、総ケヤキ造りの豪農の民家を移築した施設です。
館内には忍具500点と、戸隠流の解説や実技の写真パネル200点ほかが収蔵展示されています。
また戸隠流民俗館では、江戸時代の穀倉を復元し戸隠の伝統的な風土と生活を紹介しています。
生活を支えてきた民具の展示は約2,000点、庭内で見られるのは水車小屋や吊り橋などです。
さらに忍者からくり屋敷では、忍者部屋から階段、迷路を通り抜け、奥座敷までたどり着けます。
ほかに、手裏剣道場も設置されています。
定休日は毎週水曜日で、営業時間は9:00~17:00(最終入館受付は16:30)です。
入場料(2026)は、戸隠民俗館・戸隠忍法資料館・忍者からくり屋敷の3館共通となっています。
大人700円、小人500円(小中学生)、幼児(4才から小学生未満)200円です。
ペットは、ペット用キャリーバッグ・ゲージに入れての入館、散策は可能です。
ただし、からくり屋敷、珈琲の館はペット同伴できません。
アクセスは、JR東日本長野駅から観光特急戸隠線予約制バスで約1時間10分の戸隠奥社入口で下車してすぐです。
自動車なら、上信越自動車道須坂長野東ICから約40分、または信濃町ICから約20分です。
【外出】長野県 長野市「戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館・忍者からくり屋敷」(外部リンク)