成田山新勝寺は、千葉県成田市成田にある真言宗智山派の仏教寺院で、同派の大本山の一つです。

 1,080余年の歴史をもち、境内は約220,000平米に及び、年間1,000万人を超える参詣者が訪れる全国有数の寺院です。

 成田山新勝寺
 千葉県成田市成田1

 
 成田山新勝寺の創立は、平安時代中期の平将門の乱に由来し、939年に朝廷によって乱の制圧を祈願するために祈祷が行われたことに始まります。

 成田山はその後、源頼義、源頼朝、千葉常胤、徳川将軍家や水戸藩主徳川光圀といった関東有力武将の崇敬を受けました。

 寺院は、その後も多くの歴史的な出来事に関わりながら、現在に至るまで多くの人々の信仰を集めてきました。

 山号は成田山、本尊は不動明王、寺紋は葉牡丹で、当寺は不動明王信仰の一大中心地です。

 そのため、成田不動、お不動さまなどといった通称でも広く親しまれてきました。

 開山は平安時代中期の940年と伝えられ、参詣者数において関東地方屈指の寺です。

 成田空港からのアクセスが良く、和風建築の建物が並ぶ魅力的な参道もあり、多くの外国人に人があります。

 広い境内では重要文化財指定の仁王門や厳かな雰囲気の大本堂、カラフルな三重塔など、さまざまなお堂があります。

 旧本堂や三重塔を含む五つの建造物は、国の重要文化財に指定されています。

 また、大本堂に安置されている「不動明王」像は、その強い慈悲と力強さで知られ、重要文化財として保護されています。

 境内には自然豊かな公園が整備され、広大な敷地では、梅・桜・藤・菊・紅葉など四季折々の姿を感じることができます。

 成田山公園の一角には、成田山平和大塔や成田山書道美術館があります。

 節分会や成田太鼓祭、納め札お焚き上げ柴灯大護摩供など、季節ごとに様々な伝統的な行事が行われています。

 節分会は、毎年2月に開催され、大相撲力士や著名人が参加する豆まき式が有名で、多くの参拝客で賑わいます。

 4月には成田太鼓祭が開催され、力強い太鼓の演奏が境内に響き渡ります。

 7月の成田山祇園会は、華やかな山車が練り歩く千葉県内最大のお祭りとして知られています。

 12月末には一年の感謝を込めた納め札お焚き上げ柴灯大護摩供が行われ、新年を迎える準備が始まります。

 境内では参拝以外にも、多くの魅力的なアクティビティが楽しめます。

 御護摩祈祷は護摩木を焚いて煩悩を断ち切り、願い事を清めて成就させるというものです。

 江戸時代の面影を残す参道を散策することもでき、そこには多くの飲食店やお土産店が並んでいます。

 成田山表参道は伝統的な店舗が並ぶ歴史ある商店街で、名物のうなぎ料理をはじめとしたグルメを楽しむことができます。

 季節によっては氷彫刻展などのイベントも開催され、文化的な体験も豊富に用意されています。

 成田山新勝寺へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、JR成田駅または京成成田駅から徒歩約10分となります。

 これらの駅へは、東京都心から電車で約1時間半の距離にあり、成田空港からも非常に近いため、空港利用の際にも訪れやすい立地です。

 車でのアクセスの場合は、東関東自動車道の成田インターチェンジから国道295号線を経由し、寺台インター方面へ向かうルートが一般的です。

 成田山新勝寺は境内が終日開放されており、祈祷や御朱印の受付は8時から16時までとなっています。

 周辺には駐車場も完備されており、参拝客の利便性が高く配慮されています。。

 なぜ成田山は年間1000万人も訪れる日本有数の寺院になったのか?【成田山新勝寺】(外部リンク)

【成田/日帰り】初詣モデルコースお不動様のお膝元で食べ歩き&人気カフェ成田山新勝寺/天然秘湯を目指して道なき道を歩いたら(外部リンク)

PAGE TOP inserted by FC2 system