モクビャッコウ
モクビャッコウ(木百香・木白虹)は、キク科の常緑低木です。
銀白色の美しい葉が特徴の、シルバーリーフ植物です。
丈夫で成長も早いですが、樹形が乱れにくく大きくなっても自然とドーム状にまとまります。
一番の魅力は、ヘラ状の光沢あるシルバーリーフです。
葉には、独特の香りがあります。
冬には、花弁を持たない黄色い筒状花を咲かせます。
華やかではありませんが、可愛らしい感じが印象的です。
花期は11月~3月で、花が少なくなる時期に開花します。
東アジアの亜熱帯~熱帯が原産地で、見られるのは高山地域や海岸沿いなどさまざまな場所です。
南西諸島や中国、台湾、フィリピンなどの東アジアに自生しています。
自生地は海岸近くの岩上で、性質は野性的です。
近年自生種は減少していて、環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
花びらをもちませんので、つぼみが開いてもあまり目立ちません。
かわいらしい見た目や育てやすさから、さまざまな形で利用されています。
銀葉が美しいため、近年寄せ植えの材料としての使用が増えました。
茎はよく分枝して木質化するのは、木百香や木白虹という呼称の通りです。
茎の先端などには、切れ込みのある葉も出ます。
寄せ植えやハンギングなどのアクセントとして使うと、ほかの植物を引き立たせます。
暑さに強く、夏に日当たりのよい場所に置いても弱りません
夏にしっかり日光に当てると、秋に葉の色が一層美しくなります。
日当たりが悪いと葉の色が悪くなり、ひどいと枯れてしまうので要注意です。
水はけの良いところを好みますが、過剰な水分は根腐れの原因となります。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は乾燥気味に管理することが必要です。
晩秋に花が上がってきたら、咲く前に花穂を切り取ります。
特に冬の寒い時期は、過湿にしないようにしてください。
定期的な剪定は、形を保ち健康な成長を促進するのに役立ちます。
強い霜に当たらないように、注意が必要です。
花言葉は、「あなたを守る」「穏やか」「静かな人」などです。
「あなたを守る」は、モクビャッコウの葉っぱが白っぽくて、ふわっとした毛に覆われているのが、まるで白いベールで包まれているように見えるためです。
「穏やか」「静かな人」は、モクビャッコウが見た目も落ち着いた雰囲気であることから来ています。

科・属 キク科モクビャッコウ属
(アルテミシア属)
学名 Crossostephium chinense
和名 モクビャッコウ、木百香、
木白虹
別名 イシヂク、石菊
原産地 東アジアの亜熱帯~熱帯
花期 11月~3月
