ヒナマツヨイグサ
ヒナマツヨイグサ(雛待宵草)は、アカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。
北アメリカ原産で、日本では帰化植物として見られます。
北米から輸入された牧草に、種子が混入している疑惑が指摘されているようです。
「ヒナマツヨイグサ」の名は、小さなマツヨイグサという意味で付けられました。
「ヒナ」は小さい、かわいらしいという意味で使われます。
「マツヨイグサ」は、宵を待つように咲く性質から、夕方から夜にかけて開く花のことです。
ただし、ヒナマツヨイグサは昼に咲くタイプ、として紹介されることが多いです。
このことから、方に開く一般的なマツヨイグサ類とは異なっています。
別名として、ヒメツキミソウ(姫月見草)とされることもあるようです。
道端、空き地、荒れ地、日当たりのよい場所で見られます。
日本では北海道を中心に、本州でもまれに確認されています。
山草として栽培されているものが、各地に逸出したのではないでしょうか。
草丈は、おおむね10cm~50cmほどで、比較的小型です。
茎は直立し、多少の分枝が見られます。
白色の伏毛があり、上部には腺毛があることがあります。
花は黄色の4枚花弁、直径1cm~2cmほどで、地面をはうように広がることが多いです。
花弁は長さは5mm~10mmで黄色、しぼんでも赤色を帯びません。
萼片は花弁の色に近く、長さ4mm~5mmで、花は時に垂れ下がるようです。
花托筒は赤色を帯び、長さ3mm~4mmで、花柄のように見えますがその下位に子房があります。
花托筒や子房には、腺毛があります。
開花期は6月~7月ですが、地域によって差があるようです。
葉は互生しへら形から倒披針形で、全体に細めの印象があります。
花言葉は、「ほのかな恋」「無言の愛」などです。
「ほのかな恋」は、にそっと咲き強く主張しない、可憐な姿から生まれたと考えられます。
「無言の愛」は、静かに花を開き短い時間だけ美しく咲く性質が、言葉にしない思いや静かな愛情のイメージにつながっています。

科・属 アカバナ科マツヨイグサ属
学名 Oenothera laciniata
英名 cutleaf evening primrose
和名 ヒナマツヨイグサ、雛待宵草、
別名 ヒメツキミソウ、姫月見草
原産地 北アメリカ
花期 6月~7月
