シマトリネコ
シマトネリコ (島十練子) は、モクセイ科トネリコ属の常緑樹です。
シマトネリコの名前の由来は、島に生息するトネリコからきています。
トネリコの語源は、戸に塗る木です。
その昔、トネリコの樹皮についている物質を溝に塗って戸の滑りをよくしていました。
別名タイワンシオジ、タイワントネリコ、タイトウシオジ、ケタイシオジなどと呼ばれます。
原産地は、台湾、中国、インド、フィリピン、沖縄です。
日本では1990年代までは珍しかったですが、気候変動に伴い庭などにも植えられるようになりました。
庭木、公園木、鉢植にされますが、関東以南でないと露地での越冬は困難です。
室内でも育てられる植物で、室内用の観葉植物としても親しまれています。
低温以外には気を使う必要がなく、病害虫も少なく強健です。
シマトネリコの葉はツヤがあり、明るい緑色をしているためナチュラルな印象を与えます。
そのため、洋風な家はもちろん、和風の家にもマッチします。
家の目隠しとして、シマトネリコを育てている家庭も多いようです。
高い壁で囲むと圧迫感につながりますが、シマトネリコであれば自然な目隠しとなります。
日差しに強く、真夏の強い日照りが続いても健康的な葉を茂らせます。
病害虫にも強いため、枯れる心配はあまり要りません。
シマトネリコは花を咲かせて実がなる植物で、一年をとおしてさまざまな姿を見せてくれます。
小さな花が咲くと可愛らしく、とても優しい雰囲気です。
枝が横に広がらず、生長しても真っ直ぐ上に伸びていきます。
枝葉が茂ってきたタイミングで剪定すれば、樹形を美しく保てます。
植栽適期は、3月中旬~下旬、9月下旬~10月です。
花期は5月から6月にかけてで、香りのある小さな花を咲かせます。
雄木と雌木があり、花を咲かせるのは雌木です。
シマトネリコは花を咲かせたあと、夏の終盤に鞘のような実を付けます。
成長すると10mを越す高木となり、熱帯地方では家具材として使われています。
庭木として放任すると塀などを破壊する勢いで育ちますので、頻繁な剪定が必要です。
また、カブトムシが集まる木としても知られています。
花言葉は、「偉大」「高潔」「荘厳」などです。
シマトネリコの花言葉の由来は、北欧神話にあります。
北欧神話では、ユグドラシルというトネリコの大樹が世界をつないでいたとされています。
「偉大」は、ギリシャ神話やローマ神話で戦の神アレスの木とされていることが由来です。
「荘厳」は、神話に登場する神聖な植物であることから、この言葉がつけられました。
「高潔」は、北欧神話のユグドラシルというトネリコの木が9つの世界を繋いでいた、という伝説が由来です。

科・属 モクセイ科トネリコ属
学名 Fraxius griffihtii
英名 Griffith’s ash
和名 シマトネリコ、島十練子
別名 タイワンシオジ、
タイワントネリコ、
タイトウシオジ、
ケタイシオジ
原産地 台湾、中国、インド、
フィリピン、沖縄
花期 5月~6月
