オオシロカラカサタケ

 オオシロカラカサタケ(大白唐傘茸)は、ハラタケ科オオシロカラカサタケ属のキノコです。

 キノコは菌類のうち、肉眼で見える大きな子実体をつくるものの総称です。

 子実体は胞子をつくるための器官で、傘や柄などの菌糸が集まってできます。

 菌類は植物でも動物でもなく、独立した菌界をなしていて、キノコ・カビ・酵母などを含みます。
 
 その多くは、森林や土壌などで有機物を分解しながら生育する生物です。

 植物ではなく独立した菌界に属し、食用・毒・薬用など多様な種類があります。

 オオシロカラカサタケは、公園の芝生や道路の脇の草地などに発生します。

 熱帯から亜熱帯性のキノコですが、地球温暖化の影響でよく見られるようになりました。

 日本では、1937年に東京府立川町で最初に確認されたと報告されました。

 地球温暖化の影響で分布域を広げ、近年ではかなり広い範囲で見られます。

 この写真も、近くの公園で撮ったものです。

 オオシロカラカサタケは、直径が5~30cm程の中型から大型のキノコです。

 成長すると傘中央が茶色く盛り上がり、ひだがのちに灰緑や緑色に変わります。

 一見すると、食用キノコのカラカサタケにも似ていますが、子実体は強毒です。

 摂取すると、嘔吐や下痢の激しい胃腸症状を引き起こします。

 北米では、最も誤食が多い毒キノコとして知られています。

 外見だけでは、安全なキノコと見分けることはできません。

 そのため、見つけても絶対に食べないことが重要です。

 触らず・採らず・食べず、その場を離れ、必要に応じて自治体や公園管理者に連絡しましょう。

 ゴム手袋やトングで株ごと抜き取り、密閉したゴミ袋に入れて可燃ごみとして処分します。

 誤って食べた場合はすぐに医療機関を受診し、採取したキノコがあれば持参してください。

 見分けにくいときは、幼菌の特徴を押さえておくと観察しやすいです。

 オオシロカラカサタケの幼菌は、全体が白っぽく、小型で、丸い卵形から半球形に見えることが多いです。

 成長前はかさがまだ開いておらず、白い小さな球やつぼみのような姿に見えます。

 幼菌の時点ではかさも柄も目立つ白色系ですが、かさはまんじゅう形から鐘形になっていきます。

 表面は粉をまぶしたように見えることがありますが、なめらかに見える個体もあるようです。

 成長すると白い見た目が保たれたまま、かさが大きくなります。

 幼い段階では、ひだは白っぽく見えることが多いです。

 大きな特徴は、成熟に近づくとひだが緑がかった色合いを帯びる点です。

 幼菌では、この緑色がまだはっきり出ないことがあります。

 花ではありませんので、定着した花言葉はありません。

 花言葉の代わりに使うなら、はかなさ、夏の幻、静かな警告、白い誘惑、美しさの裏側、触れてはいけない気配です。

 いちばんそれらしい言葉を一つ選ぶなら、美しさの裏側が近いです。

 見た目の清らかさと、近づきすぎてはいけない性質の両方を表せます。

260908114443818オオシロカラカサタケ

科・属  ハラタケ科
     オオシロカラカサタケ属
学名   Chlorophyllum molybdites
英名   Green-spored Parasol
和名   オオシロカラカサタケ、
     大白唐傘茸、
別名   ドクオオシロカラカサタケ、
     毒大白唐傘茸
原産地  北米原産とされることが多い
発生期  夏~秋

散歩

前の記事

カノコユリ
散歩

次の記事

ヒナマツヨイグサ