ウコン
ウコン(鬱金)は、ショウガ科ウコン属の多年草で、地下茎を利用します。
呉音の「ウッコン」が転訛して、ウコンとなったと言われます。
呉音は、中国南方の発音をもとに、日本に早く伝わった古いタイプの漢字音です。
一般には、秋ウコンや春ウコンなどの呼び方があります。
秋ウコンはクルクミンの含有量が春ウコンに比べ、約10倍も入っているそうです。
成分の傾向は異なるとされますが、どちらが優れているかは一概に言えないようです。
原産地はインドを含む東南アジアとされ、インドでは紀元前から栽培されています。
日本には、江戸時代中期ごろに伝わったとされています。
沖縄では古くから親しまれ、お茶として飲用したり、料理に入れるなどして利用されてきました。
東南アジア諸国には、インドネシア原産でクルクミンの含有量が多く薬効が強い変種ジャワウコンがあります。
これは現地名由来のクニッツや、別名クスリウコンという呼び名で日本でも流通しています。
インドを中心とする地域で栽培されているのは、商業用のウコンが多いです。
地下茎は香辛料として料理に使用するほか、伝統医学のアーユルヴェーダにも利用されています。
インドでは、ウコンを皮膚、上気道、関節および消化器系の症状に対して伝統的に使用していました。
また、中国伝統医学などの東アジアの医療システムでも使用されていました。
料理面では、今日でも色付けと風味付けのスパイスとして用いられています。
日本では、カレー粉に用いられるほか、二日酔い対策ドリンクの原料にもなっているようです。
健康食品としても知られますが、効果の受け止め方は用途や製品で違います。
サプリメントは、関節炎、消化器障害、呼吸器感染症、アレルギー、肝疾患、うつ病などの対策用です。
ペースト状にして、皮膚症状に使用することもあります。
しかし、研究は多く行われてきたものの、健康に対する効果は依然として明らかではあ
りません。
人に対するウコンとその成分の作用は複雑で、十分に解明されていないためです。
ウコンの働きとして注目される成分には、クルクミンを含むクルクミノイドがあります。
クルクミンは不安定で、ほかの物質に変化しやすく、摂取時の生物学的利用能が低いそうです(厚労省のHPから)。
なお、サプリで続けて多めに摂る場合は、副作用に注意が必要とされています(厚労省のHPから)。
花言葉は、「健康」「繁栄」「あなたの姿に酔いしれる」「乙女の香り」などです。
「健康」は、根茎が健康イメージの強い植物として広く知られていることに由来しています。
「繁栄」は、ウコンのもとになった鬱金には黄金色の意味があり、豊かさや実りを連想しやすいです。
「あなたの姿に酔いしれる」は、ウコン属の花が持つ幻想的で上品な姿から来たとされます。
「乙女の香り」は、可憐で清楚な花姿から、やさしく繊細な印象から付けられたようです。

科・属 ショウガ科ウコン属
学名 Curcuma longa
英名 turmeric
和名 ウコン、鬱金
別名 ターメリック
原産地 インド、東南アジア
花期 9月から10月
