イタリアンアスター

 イタリアンアスターは、キク科シオン/アスター属のヨーロッパが原産の多年草です。

 別名では、キリスト教のミカエル祭の時期に花を咲かせるため、ミカエルデージーとも呼ばれます。

 属名の Aster は、古代ギリシア語で星を意味する ἀστήρ からきています。

 これは、星の形を連想させる花の形に由来しています。

 青紫やピンクなどの花を咲かせ、人気があるのはガーデニングや切り花としてです。

 草丈は約30~50cmで、草姿は叢生型で根元から多くの茎が出ます。

 キク科特有の舌状花と筒状花からなり、舌状花が細い糸状であることが特徴です。

 開花期は8月~11月ですが、長く開花する品種もあります。

 茎は直立して斜上に分枝し、枝分かれする茎は下部ほど長いです。

 茎の色は、緑色または赤みを帯び、白色の毛が生えます。

 花は株の表面を覆うような花姿をつくり、また花弁の形が細く糸状をしている点が特徴です。

 基本的に、水はけの良い土壌を好みます。

 水分が停滞するようなジメジメした土壌では、生育不良や根腐れすることもありますので要注意です。

 日光がよく当たる日向から、西日の当たらない半日影までて育てられます。

 夏の日差しや暑さが厳しい地域では、強光や乾燥などの複合的なストレスで葉焼けすることがあります。

 耐寒性が高く、冬越しの特別な準備は基本的に不要です。

 挿し木や株分けによって、増やすことができます。

 株分け時期は、早春もしくは秋が最適です。

 剪定は、花がら摘みのみを行います。

 切り花としても親しまれ、管理の仕方などにも左右されますが、花瓶の中で約7日の日持ちがあります。

 
 花言葉は、「思い出」「追憶」などです。

 「思い出」「追憶」は、美しい花姿から、大切な人との思い出を忘れないという意味が込められています。

251008053016897イタリアンアスター

科・属  キク科シオン/アスター属
学名   Aster amellus
英名   Ialian Aster
和名   イタリアンアスター
別名   アスター・アメラス、
     ミカエルデージー、
原産地  ヨーロッパ
開花   8月~11月

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