アメリカフヨウ

 アメリカフヨウ(亜米利加芙蓉)は、アオイ科フヨウ属の多年草です。

 日本の代表的な花木であるフヨウ(芙蓉)に似た、大きな花を咲かせます。

 フヨウによく似ていますが、フヨウは落葉低木、アメリカフヨウは宿根草です。

 同属の仲間に挙げられるのは、ハイビスカスやモミジアオイなどです。

 アメリカフヨウの草丈は1.5mくらいで、長さ20㎝程の卵形の葉を互生します。

 ベランダ等でも育てやすい、草丈60cm前後のコンパクトな品種もあります。

 花は5弁で、花径は10㎝から最大30㎝程です。

 大輪の、ハイビスカスのような花を7月~9月に咲かせます。

 花の大きさは、草花類の中では最大級の大輪です。

 花色は、赤、ピンク、白、それらの複色(中心部が濃い赤など)です。

 朝に開き夕方には閉じる一日花で、ひとつの花はすぐしぼんでしまいます。

 夏から秋にかけて、次々に蕾ができて開花する植物です。

 北アメリカ原産で、別名、クサフヨウとも呼ばれています。

 その呼称は、冬になると地上部が枯れる草本であることが由来です。

 熱帯の花のような印象ですが、北アメリカ原産ですので耐寒性があります。

 晩秋頃に地上部は枯れますが、根は丈夫で耐寒性が強く寒い場所でも越冬できるのです。

 根と茎は残っていて、4~5月に発芽し、7~9月に開花します。

 12月~3月は、地上部が枯れて冬越し休眠する時期です。

 日当たりと風通しの良い、夏にあまり乾かない場所で育てます。

 長時間の直射日光を好みますが、部分的な日光の露出にも耐えることが可能です。

 十分な光がない場所で育てると、開花が減少し成長が鈍化します。

 本来は湿地を好みますが、根が十分に張っていれば乾燥にも強いです。

 そのため、40~50日ほど鑑賞できる日が続きます。

 丈夫な花ですので、適地に植えればあとは特別な管理はいりません。

 水切れに弱いので、地植えの方が楽に育ちます。

 葉は先が尖っていて、花に比べるとやや小さめのハート型や卵形です。

 株は、自然と枝分かれしてこんもり育ちます。

 花言葉は、「しとやかな恋人」「繊細な美」「日ごとの美しさ」「華やかな生活」などです。

 「しとやかな恋人」は、どこか上品で優しく人目を惹く美しい佇まいが、奥ゆかしく愛らしい恋人を連想させます。

 「繊細な美」は、花びらが薄く触れると壊れてしまいそうなほど繊細で、一日で萎んでしまう儚い命の美しさが由来です。

 「日ごとの美しさ」は、開花期間中は日のように次々と新しい花が咲き誇り、庭や風景を日々新しく美しく彩り続ける生命力から来ています。

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科・属  アオイ科フヨウ属
学名   Hibiscus moscheutos
英名   Rose mallow,
     Common rose mallow
和名   アメリカフヨウ、亜米利加芙蓉
別名   クサフヨウ、草芙蓉
原産地  北アメリカ
花期   7月~9月(または10月)

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